伝統の湯

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鶴の伝説
二人の旅人が、ここ佐波古の里を訪れると
傷ついた丹頂鶴が降りてきて、
湯気たちのぼる泉につかっていました。
かわいそうに思った二人が
傷口を洗ってあげると
鶴は元気に飛び立っていきました。
数日後、巻き物を持った高貴な美女が
訪ねてきました。
巻き物には「この佐波古の御湯を
二人で開いて天寿を全うし、
子孫の繁栄をはかるべし」と
記してありました。
二人はさっそく、湯本温泉を開きました。

いわき湯本温泉が千年以上前から利用されている秘密は
多種多様の効能があるからです。


いわき湯本温泉の源泉は、常磐地内の地下約50メートルから汲み上げた毎分5トンの湧出量を誇る摂氏59度の天然硫黄泉で、完全放流式で町内の地下を通して各施設に配湯しています。
泉質は全国的に珍しい【含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉】で、「美人の湯」(美肌作用・解毒作用・末梢血管拡張作用)、「心臓の湯」(血圧を低下させる〜動脈硬化、高血圧に効く)、「熱の湯」(高齢者向き〜保温効果が高い)を始め数々の効能を併せ持っています。
いわき湯本温泉の泉質
源泉名/常磐湯本温泉 湯本温泉源泉
湧出地/福島県いわき市常磐湯本町台山20番1
泉 質/含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉
       (低張性弱アルカリ性高温泉)
       (略記泉質名:含S-Na-Cl・SO4温泉)
       (掲示用泉質名:硫黄温泉)
源泉温度/58.3℃(気温20.0℃)
外 観/無色透明、微弱塩味
臭 味/強硫化水素臭
湧出量/1分間5,104リットル
水素イオン濃度/(PH)7.86
分析機関/株式会社新環境分析センター
分析申請者/常磐湯本温泉株式会社

いわき湯本温泉は「三箱の御湯」と呼ばれ 伊豫国道後温泉、摂津国有馬温泉と共に 日本の三古泉として名が知られていました。 中世には戦国大名の来湯も多くあり、 江戸時代は浜街道唯一の温泉宿場町として 文人墨客の来遊が絶えませんでした。
明治三十年には常磐線の開通によって 観光客が増大しました。 昭和六十三年の常磐自動車道の開通によって 首都圏からの遊客でにぎわっています。 今日では福島空港が開港、さらに磐越自動車道が開通し、 より一層交通の便が良くなり、 益々の繁栄を見せています。

佐波古と三箱の違いについて
一般的には、古来の地名として佐波古と称し、927年 延喜式神名帳の、 「陸奥國磐城群温泉神社」が選上された時から三箱の地名になっており、 現在は、三箱→三凾、三函の文字が使われております。

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